現役美容師が語る。カラーの色持ちが悪い原因と対処方法9選!

「せっかく綺麗に染めたのに、1週間くらいしか持たなかった。」「いつもより色持ちが悪かった。」そんな経験はございませんか?この記事を読めば今までより確実に色持ちが良くなります!原因と対処法をしっかり覚えましょう。

目次

原因1 自然乾燥させてる

心当たりある方がおおいのではありませんか?

髪の毛は乾いている時に比べて、濡れるとキューティクルという部分が開きます。カラー剤は開いた隙間を通って中に浸透し、発色します。

自然乾燥すると、キューティクルが開いている時間が長くなります。すると入口となっていた部分が出口になってしまい色落ちしてしまうのです。

対処方法

濡れたらできる限り早くドライヤーで乾かしましょう

コツとしては、タオルでしっかり水気をふき取ってから乾かすとかなりの時短になります。

その時に洗い流さないオイルやトリートメントを付けると尚一層綺麗になりますよ!

原因2 お湯の温度が高い

カラー剤はお湯に触れると抜けます!先ほども言いましたが、髪は濡れるとキューティクルが開きます。

さらに、カラー剤の色素は熱に弱く、高温になると色素自体が壊れてしまい、どんどん色が抜けていくんです。

キューティクルは開くし、色素は壊れるし、、、あまりメリットはありませんね(笑)

対処方法

お湯の温度はできるだけ低くしましょう。

理想は36度以下ですが、風邪をひかない程度にしてくださいね(笑)

あと、湯船につかるときは髪をお団子にするなどして、直接髪が湯船に入らないようにしてくださいね

原因3 プールなど塩素に長時間触れてる

特に水泳をする方に多い原因です。

塩素はカラー剤を脱色する性質があります

長時間の水泳はカラー色素をどんどん壊してしまうので、毛先から徐々に明るく茶色になっていきます。

対処方法

プールから上がった後はすぐに水道水で髪をしっかり流して、塩素を取り除いてください

濡れたままにせず、乾かしてから帰宅しましょう。

その後、塩素が残っている可能性があるので軽くシャンプーし、傷ついたキューティクルをトリートメントでしっかりケアして、すばやく乾かしましょう。

もし可能なら、カラーしてから1週間はプールを控えると尚いいと思います。

原因4 シャンプーの洗浄力が強すぎる

カラー剤はシャンプー剤でも落ちていきます。

カラー剤は油と似た性質をもっており、脱脂力の強いシャンプーや泡立ち成分(界面活性剤)の多いシャンプーは色素ごと削ぎ落されてしまい、色落ちが加速してしまいます

色落ちを抑えるうえで欠かせない要素の一つです。

対処方法

お金をかけてもいいなら、サロン専売品を選びましょう

サロン専売品とは、美容メーカーが美容室、理容室でしか販売しませんよー!っと約束されている商品のことです。

一般のシャンプーより多少お高めですが、効果は値段以上です。もし自分で決められないなら担当してくれている美容師さん、理容師さんに相談してみましょう。

身近に手に入ってお手頃なものなら、カラーシャンプーがおすすめです。

カラーシャンプーとは、その名の通り色素が入ったシャンプーのことです。

シャンプーする度に色が足されるので、綺麗な状態を維持しつつ、色落ち後も柔らかい色に仕上がるのでお勧めですよ!

市販されている中で、一番感触がよかったものがこちらのグッバイイエロー。色落ちしても黄色みが出ずに、透明感が残ります。ただし、ピンク、オレンジ、マッド、イエロー系のカラーには絶対使用しないで下さい。色が濁ります。

アッシュ系、グレー系、ブラック系、パープル系には相性がいいので使ってみて下さい!


逆に、暖色系を長持ちさせたい人はこちらがおススメです(*´▽`*)

こちらも同様、アッシュ系やグレー系には使わないことを推奨します。


原因5 アイロンの温度が高いorやりすぎ

アイロンは高温になるほどかなり色が落ちます

お風呂の温度同様、カラー色素は熱に弱い性質があります。

最大200~220度と、プロもビビるほどの高温を扱える分、色持ちはかなり悪くなるのでご注意ください。

対処方法

温度は素人の方は挟んでいる時間が長いので、140~150度がおすすめ

一度アイロンした部分は何度も通さず、一発で決めることを意識しましょう。

あとは、巻くのが難しいスタイルより、外はねや内巻きのワンカールなど、簡単なスタイルに変更するのもアリです!

原因6 ストレート(縮毛矯正)、パーマをかける

正直、相性は最悪です(笑)

パーマやストレートのお薬は、カラーの色素を脱色してしまいます。

逆に、カラーはパーマやストレートの持ちを悪くするので要注意です。

対処方法

カラーの色持ちを優先する場合は、先にパーマやストレートをしてからカラーをしましょう。

可能であれば、ストレートやパーマから1週間はあけてからカラーすると、髪への負担も減るのでおすすめです。

逆に、ストレートやパーマを優先するなら、カラーがある程度色落ちしてから施術した方が安定するのでお勧めです。

原因7 紫外線を浴びる

夏のアウトドアで気を付けたい色落ちの原因です。

紫外線は色素を破壊する性質をもっており、長時間浴び続けると髪の表面だけ色落ちして残念な髪色に・・・

対処方法

一番簡単なのは帽子を被ることです。

ロングの方はさらにスプレータイプの日焼け止めを振りましょう。

日傘があると更に安心です。

お肌と一緒に髪も日焼け対策!これで夏のレジャーも万全ですね!

原因8 カラー剤のレベル(明るさ)が高すぎる

少し難しい話になりますが、カラー剤にはレベル(明るさ)がそれぞれ設定されてます。

レベルが高くなれば明るくなる力が強くなり、色素の量は少なくなります

なぜなら、色素を多く入れれば入れるほど暗くなるからです。

例を挙げるなら、淡い水色濃い紺色だと同じ青色でも濃い紺色の方が暗く見えますよね?原理は同じでカラーも例外ではありません。

余談ですがレベルが高くなるほど、髪のダメージも大きくなります。

対処方法

色持ちを優先させるならレベル(明るさ)を落として濃く入れましょう

正直、これは素人だと調整しづらいので担当してくれている美容師さん、理容師さんに相談した方がいいと思います。

おすすめは理想のカラーのワントーン濃い目を入れると色落ちも楽しめてお得感があります!

原因9 ダメージしている

ダメージとは、髪が枝毛、縮れ毛(熱や薬剤で起きた後天的なものに限る)、断毛している状態のことです。

ダメージ部分は色素を留める力を失い、色を入れてもすぐに抜けてしまいます

今まで上げてきた原因とは異なり、一度起きたダメージは修正不可能ですのでご注意ください。

対処方法

ダメージさせないのは、無理です!!!

ドライヤー、着替え、寝返りでもダメージします(笑)

だからこそ上記で言ってきた対処方法をしっかり実践し、できる範囲でケアすることで回りと大きく差を開くことができます。

まとめ

いかがでしたか?

「え、これもダメなの?」っと驚いた方も多いと思います。

髪はお肌と同じくらい繊細です。しかし、手をかけてあげれば必ず綺麗になって答えてくれます。

髪は見た目に大きく関わります。

皆さんも一緒に、綺麗な髪で印象を向上させましょうね!

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